p>2011年、新しい腕時計を買おうと思い立った私は、20代の頃の情熱が再燃するのを感じていました。 20年前はデパートで売られている腕時計でしたが、今回はもっと精巧な時計です。どんなタイプの時計が欲しいのかリサーチしていくうちに、あっという間に夢中になってしまい、20年前にはほとんど存在していなかった時計関連のブログやフォーラム、情報ソースなどから、あらゆる情報を得るようになりました。 始まりは1個の腕時計でしたが、4年以上にわたってあらゆる種類の腕時計を購入、販売、取引しているうちに、その数は30~40個になっていました。

時計の世界を深く知れば知るほど、自分でも時計のデザインをしてみたいと思うようになりましたが、そのときはそれほど真剣ではなく実現には至りませんでした。 2013年の初め、私は偶然ある動画を目にしました。Franck MullerがSOLIDWORKSを使って自社の時計を設計しているというのです。このとき、私の中のスイッチが入りました。SOLIDWORKSは、当時勤めていた会社で電子機器の設計に使われていたので、よく知っていました。 賽は投げられましたが、冷静に考えればバカげています。私はエンジニアでもないし、ましてやCADの使い方すら知らないのですから。

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時は流れ、2013年の終わりに私は中部大西洋岸地域にあるSOLIDWORKSの現地代理店、TriMechに職を得ました。その後の1年半、私は、SOLIDWORKSを使って多種多様なすばらしい製品を設計・製造するさまざまな企業を目にすることになります。ほどなくして、自分でもSOLIDWORKSを使ってみようと考えるようになりました。2015年の春、SOLIDWORKSはMySolidWorksポータルでトレーニング ビデオへのアクセスを無料で提供していました。そこには、SOLIDWORKS認定アソシエイト(CSWA)試験のクーポンも含まれていました。私は、SOLIDWORKS Professionalを購入し、トレーニングクラスを受講して試験に合格したのです。

その後の10ヶ月間、私は最初の腕時計の設計に没頭します。まず、構造の基礎を理解するため、大量の腕時計を分解しました。その後、自分で書いた仕様書やビンテージ時計をベースにイメージ画を作成し、最初の腕時計のモデルを完成させました。設計の過程で、Photoview 360で作成したイメージ図を何点もFacebookやInstagram、フォーラムに投稿しました。すると、腕時計愛好家たちから意見が集まり、潜在的な買い手と売り手によるリアルコラボレーション、いわゆるクラウド設計が実現したのです。複数のバージョンの時計を3Dプリンタで出力し、完璧な装着感を追求しました。サプライヤーからの問合せ、評価、試作品の発注もありました。試作品のテストでは、500メートル防水などの腕時計の技術要件をクリアし、今日の私たちにつながることになります。

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2015年の初め、私はついにMavrik Watch Company初の自社設計腕時計、Nereus Vの発売に踏み切りました。チタン、ブロンズCuSn8、サファイアなどの現代的な素材を採用したクラシックスタイルのダイバーウォッチです。火曜日にはNereus V Kickstarter公式キャンペーンを開始します。皆さんをご招待いたしますので、ぜひとも一目ご欄下さい!Kickstarterキャンペーン ページでNereus Vの動画もご確認ください。

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Mavrik Watch Companyを立ち上げる過程で、私は「Be Yourself. Be a Mavrik.」というキャッチフレーズを考えました。Mavrik(Maverick)という言葉は、独立心やユニークという意味があり、異端児を表す場合もよくあります。私たちはこの言葉を、誰であっても、何をしていようとも、なりたい自分を目指すべきという、ぶれない意思を表現していると考えています。たとえば腕時計を作るなど(あるいはそれに近いような)、ありえないような夢を抱いていても、あきらめることはありません。SOLIDWORKSの力をかりて、ぜひ「Be a Mavrik!」(異端児)を目指してください。

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