p>SOLIDWORKSは、今年で30周年を迎えます。信じられません。1995年の発売以来、お客様に支えられ、愛され続けています!
SOLIDWORKSが、長年にわたり小さな機能強化を積み重ねてきた結果、市場に大きなインパクトを与えてきました。変わらないのは、SOLIDWORKSのお客様が、今もなおSOLIDWORKSを、仕事をする上で頼りにしてくださっていることです。お客様の仕事を1分でも1秒でもスムーズに進めていただけるよう、私共は年間を通してアップデートごとに機能強化を提供し続けます。以前のように、最新機能をご利用いただくために1年に一度のリリースを待つ必要はありません。いつでも、強化された機能をご使用いただけます。
ここでは、最新アップデートR2025x FD02がリリースされたことをご報告いたします。今回は、3DEXPERIENCE SOLIDWORKSおよびSOLIDWORKS with Cloud Servicesについて、設計およびモデリング機能強化についてご紹介します。このアップデートでは、インターネット接続なしのオフラインモードで設計セッションを開始したり、コマンド検索に独自のキーワードを追加したりといったユニークな機能が強化されています。
突然のオフラインモード – インターネットに接続していないときでも生産性を維持
インターネット接続が切れても心配はありません。オフラインモードを起動してオフラインで作業を続けることができます。プラットフォームに接続中にインターネット接続が切れた場合は、オフラインモードで作業するかどうかを尋ねるエラーメッセージが表示されます。作業内容をローカルに保存し、「オフラインモード」をクリックするとシステムが再起動し、オフラインでもモデルの作業を続けることができます。これまでは、飛行機内や外出先など、オンライン状態でオフラインになることが確実な場合にのみオフラインモードを有効にすることができました。しかし、これからはインターネットに接続していなくても、いつでもどこでも設計作業を続けることができます。
コマンド検索の強化 – キーワードをカスタマイズしてコマンドをすばやく検索
コマンド検索メニューで既存のコマンドにカスタマイズされた検索語を追加することで、コマンドの検索性が向上します。例えば、「アセンブリから図面を作成」コマンドに、DWG、ブループリント、プランなどの検索語を追加できます。そうすることで、ユーザーがコマンド検索でDWGを検索すると、「アセンブリから図面を作成」コマンドが表示され、関連するキーボードショートカットが表示されるようになります。
この機能は、CADを初めて使うユーザー様、他のCADシステムから移行するユーザー様、そして既存ユーザー様にとっても、とても便利です。何十年もコマンドを使い続けてきたからこそ、こんなことが可能になったのです!
多言語設計テーブルのサポート – 設計意図をより明確に伝達
多言語設計テーブルのサポートにより、異なる言語で書かれたヘッダーを自分の言語に翻訳でき、グローバルなコラボレーションが向上します。
フィーチャーツリーでテーブルをクリックし、「テーブル編集」に移動して翻訳オプションを選択するだけです。
プロパティのテキスト表現の表示/非表示 切替え可能 – 図面をもっと速く検索
図面シート上のすべてのプロパティのテキスト表現について、表示/非表示を素早く切り替えられるため、プロパティのリンクを簡単に識別できるようになります。この機能により、注釈にマウスポインターを合わせる必要がなくなり、図面内のプロパティをより迅速に確認および管理できるようになります。
リビジョンテーブルの最初の行の表示をロック – 最初のリビジョン作成日にアクセス可能
最初のリビジョンを確認したいと思うことはよくあることです。リビジョン番号や表示行数に関係なく、最初のリビジョンが表示されるようにすることで、簡単に確認できるようになりました。
これは、通常行数を選択する「システムオプション」の「ドキュメントプロパティ」で有効にできます。
カットリストIDにドキュメント単位を適用 – 手動による単位変換が不要になり、作業時間を節約
新しい「カットリストID」オプションを使用すると、値を好みの単位で表示できます。これにより、板金と溶接の一貫性と使いやすさが向上します。
「ドキュメント設定」で好みの単位設定(インチ、ポンド、秒など)を選択したら、「溶接」に移動して「カットリストIDにドキュメント単位を適用」を選択します。
ライトウェイトモードで自動解決を無効 – 今は表示、後で解決
自動解決をオフにしてアセンブリをライトウェイトモードで開くことにより、大規模アセンブリでの作業パフォーマンスが向上し、作業時間を節約できます。
システムオプションで「FeatureManager」をクリックし、自動解決オプションをオフにして、「開く」→「ライトウェイト」→「開く」を選択するだけで完了です。
これで、フィーチャツリーでアセンブリを展開したときに、コンポーネントをより速く表示し、後で解決できるようになります。
「フィレット/面取りフィーチャ」コマンドにピンを追加– フィレットと面取りを適用する際の時間とクリック回数を削減
「フィレットプロパティマネージャ」をピン留めして、「フィレット/面取り」コマンドを開いた状態を維持できるようになりました。これにより、コマンドを再度開かずに複数のフィレットを適用できるため、ワークフローが効率化され、複数のボディにフィレットを適用する際の作業時間を節約し、繰り返しの調整を減らすことができます。
「矩形コマンドで正方形を作成」– 正方形をより速くスケッチ
「矩形」コマンドでShiftキーを押しながら正方形を作成すると、隣接するエンティティに自動的に均等なリレーションが適用されます。
アセンブリクリップのサポート – より多くのルートマウントオプションにより、チューブ、パイプ、電気ルートの設計を改善
SOLIDWORKS Routingでは、パーツベースの設計に加え、アセンブリベースのクリップ、マウント、ハンガーを使用してチューブと電気ルートを配置できるようになりました。クリップ、マウント、ハンガーに仮想ルートをスナップしたり、スナップから外したりすることで、製品設計全体の仮想ツインを完成させることがでるようになります。
新しいSOLIDWORKSの機能追加をご紹介しました。
SOLIDWORKSの未来を形作り続けてくださるお客様のおかげで、SOLIDWORKSは大きく進化してきました。
最新の機能強化を活用する準備はできていますか?新機能のWikiページで実際の動作を確認し、ぜひお試しください。
注)Wikiページへのアクセスには、3DEXPERIENCE IDが必要です。登録は無料。まだ、3DEXPERIENE IDをお持ちでないお客様は、こちら からアカウントを作成できます。
div class="ts-fab-tab" id="ts-fab-bio-below-10706">Categories: 3DEXPERIENCE, 3DEXPERIENCE SOLIDWORKS, Cloud Services, SOLIDWORKS, SOLIDWORKS 2025